「渡航前に家を探す方法がわからない」

「英語に自信がないけど、トラブルなく契約できるか心配…」

というような疑問や悩みをもっていませんか?

そんな疑問・悩みにお答えできるよう、今回の記事では、「カナダで家探しに役立つサイト」や「家探しで気をつけるポイント」について解説します。

この記事を読めば、カナダで安心して自分に合った家探しをすることができるようになります!

わけもん

この記事は以下のような人におすすめ!

  • ワーホリでこれからカナダに滞在する人
  • 英語や現地の住宅事情に不安がある人
  • 安全で自分に合った家を見つけたい人

海外での家探しは、どのように探すのかイメージしにくいと思います。

そこで今回は、渡航前に日本からホームステイを契約した私が、どうやって渡航前にホームステイを見つけたのかや家探しで気をつけてたことを説明します。

安心してカナダ生活を始めるための、第一歩にしていただけたら嬉しいです!

ワーホリの方に人気の物件タイプと相場を知っておこう

トロントでの家探しを始める前に、まずは「どんな種類の住まいがあって、どれくらいの家賃が相場なのか」を知っておくことが大切です。

ワーホリの方に人気の条件
  • 初期費用を抑えたい
  • 家具・Wi-Fi付きがいい
  • 日本人オーナーや入居者がいると安心
  • 長期契約ではなく、柔軟に住み替えできる物件がいい

こうしたニーズに合うのが、ホームステイ、シェアハウス、サブレットといった住み方です。それぞれの特徴と相場を以下にまとめました(参考:Rentals.cae-MapleJPカナダ掲示板Kijijiなど)。

タイプ特徴家賃相場(月)
ホームステイ・食事付き(2食or3食)
・家具完備
・最初の生活に安心感あり
$1,200〜$1,500
シェアハウス・部屋のみ個室で、バス・キッチンなどは共用
・日本人オーナー物件も多い
$700〜$1,200
サブレット・誰かが借りている部屋を一時的に引き継ぐスタイル
・家具付き&短期OKが多い
$800〜$1,300

2025年6月時点のRentals.ca「Toronto Rent Report」では、トロントの1ベッドルーム平均家賃は約$2,200。

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その一方で、シェアハウスやサブレットでは相場が大きく下がり、上記のような価格帯での掲載が多くみられます!

ワーホリの方に人気のエリア3選(トロント編)

トロントで暮らすワーホリの多くが口をそろえて言うのが、「どこに住むかで、生活の充実度は全然違う!」ということ。

ここでは、ワーホリに人気のエリアを3つに絞って、生活環境・雰囲気・おすすめポイントを中心に紹介します。

North York(ノースヨーク)

トロントの北側に位置する、広大な住宅エリア。地下鉄(TTC Line1)も走っており、市内中心部へのアクセスは良好です。

街並みは整備されていて、公園や図書館、大型ショッピングモール(例:Yorkdale)など、生活に必要な施設が揃っています。また、アジア系住民が多く、韓国系スーパーや日本食レストランも点在しており、初めての海外生活でも安心できるエリアです。

全体的に静かで治安がよく、住環境の整った場所として人気です。

ダウンタウン(The Annex、Kensington Market、Queen Westなど)

「ダウンタウン」とひと口に言っても非常に広いため、ここではワーホリに人気の高い3つのサブエリアを中心にご紹介します。

The Annex(アネックス)

地下鉄Spadina駅・Bathurst駅周辺に位置し、語学学校や大学も多い地区。おしゃれなカフェや古本屋が並ぶ、落ち着きつつも知的でクリエイティブな雰囲気が魅力です。住宅街も整っており、静かで暮らしやすいエリア。

Kensington Market(ケンジントン・マーケット)

エスニックな食材店やヴィンテージショップ、ストリートアートで有名なアート系エリア。自由で多様な雰囲気が漂っており、カナダらしい多文化を肌で感じたい人におすすめ。ローカル感の強い生活がしたい人に人気です。

Queen West(クイーン・ウエスト)

トロントのカルチャー発信地とも言えるエリア。個性的なブティック、ギャラリー、ライブハウスが並び、アーティスティックでトレンド感満載。アクティブに都市生活を楽しみたいワーホリ層にぴったりのロケーションです。

これらの3つのエリアは、いずれもTTC(地下鉄・ストリートカー)での移動が便利で、語学学校や仕事先にもアクセスしやすいのが魅力です。

Scarborough(スカーボロー)

トロントの東側に広がるScarboroughは、自然が豊かで広々とした住宅地が特徴。ダウンタウンの喧騒から少し離れて、静かで落ち着いた生活を送りたい人におすすめです。

Scarborough Town Centre(大型ショッピングモール)や湖沿いの絶景が楽しめるBluffer’s Parkなどもあり、週末をゆったり過ごすにはぴったりの環境

移民が多く住む多様性のある地域ですが、エリアによっては治安に注意が必要な場合もあるので、住む前に必ず下見をすることをおすすめします。

あなたはどれに当てはまる?トロントでのエリア選び・3つのポイント

エリア選びのポイント3つ
  • 都会の刺激と利便性を求めるなら→Downtown(特にThe AnnexやQueen West)
  • 静かで整った環境を重視するなら→North York
  • 自然や落ち着き、ゆるやかな生活リズムを求めるなら→Scarbourough

家探しに使えるおすすめサイト|メリットと注意点をセットで紹介

「なにで家を探せばいいの?」

これはトロントに渡航予定の人が最初に抱える悩みの1つです。

ネットで検索すればたくさんの物件が出てきますが、選択肢が多いほど、詐欺やトラブルのリスクも行きもの。

このセクションでは、ワーホリの方が安心して使える家探しサイトや掲示板を、特徴・メリット・注意点とあわせて紹介します。

e-mapleは、初心者にとって心強い味方

総合評価 :4.5

トロント在住日本人の間で有名な情報掲示板で、部屋探し、仕事探し、売買掲示などのカテゴリが充実しています。ワーホリや留学生向けの投稿も多く、安心して使いやすいと人気です。

メリット
  • 日本語でやりとりできるので、英語苦手な人でも安心
  • 利用者の多くが日本人のため、生活スタイルや文化が合いやすい
  • シェアハウスの募集が豊富
デメリット・注意点
  • 投稿者の中には、信頼性の低い人も混ざる場合あり
  • 「写真がない」「すぐ契約を求めてくる」「内見できない」物件には注意
  • 親切そうな文章でも、必ず疑ってかかるくらいの慎重さが必要です

英語サイトは選択肢が広いが注意も必要!

総合評価 :3.0

カナダ全土で利用されている地域密着型の掲示板。トロントの物件も豊富に掲載されており、シェアハウスからサブレットまで多種多様な物件が見つかります。

メリット
  • 投稿数が圧倒的に多く、地域や条件を絞って検索しやすい
  • 地元の人との直接交渉ができ、リアルな家探しが可能
  • 安価な物件に出会えるチャンスも
デメリット・注意点
  • 詐欺が非常に多い
  • 内見をせずに契約やデポジットの支払いを要求するケースに注意
  • 過去に被害に遭った人の声も多く、慎重に使う必要あり
総合評価 :3.0

「Toronto Rentals」「Japanese in Toronto」など、家探しに特化したグループやマーケットプレイスの活用が主流です。リアルな写真付きの投稿が多くタイムリーな情報が得られるのが魅力。

メリット
  • 出品者のプロフィールや過去の投稿が見える
  • 実際に住んでいる人から情報を得られることも
  • 柔軟に交渉しやすい
デメリット・注意点
  • グループへの参加に承認が必要な場合あり
  • 投稿の質にはばらつきがある
  • 知人の紹介でも、必ず自分で確認・内見・契約を!
総合評価 :4.5

ホームステイに特化した英語サイトで、ホストファミリーの写真やプロフィール、受け入れ条件などが細かく表示されているのが特徴です。

メリット
  • 地図表示や詳細フィルターで希望条件の検索が可能
  • ホストとの直接メッセージで質問・交渉できる
  • 食事付きや家具付きなど、生活の立ち上げがしやすい
デメリット・注意点
  • 英語サイトのため、英語でのやり取りが基本
  • 実際の生活が掲載情報と異なることもあるため、事前確認が重要
  • ホストごとに雰囲気や対応の質に差がある

HomestayBayは「安心して滞在スタートを切りたい人」や「英語環境で生活したい人」に特におすすめ。

日本にいるうちに仮予約・契約ができるため、渡航前の準備に最適です。

わけもん

以下の使い方をオススメします!

渡航前:HomestayBayで仮予約や一時滞在先を確保

渡航後:e-mapleやFacebookで現地での内見

慣れるまでは、e-mapleで探して、英語サイトはサブ的に活用するのもありです!

これだけは覚えておいてほしい!詐欺を防ぐための3つの鉄則!

  1. 内見前にお金は絶対に支払わない
  • 住所・写真・入居条件が不明瞭な投稿は避けましょう・
  1. 「今すぐ決めて」と急かす投稿には注意する
  • どんなに「良さそう」に見えても、実物を見ずに振込するのは危険です。
  1. やり取りのスクショや記録を必ず残しておく
  • 詐欺師ほど、急がせて冷静な判断をさせない傾向があります。

わけもん

友達もマーケットプレイスで詐欺に遭ってました。みんなも油断しないように気をつけてください!

私が家探しに使ったサイトは?満足できた家探しの理由!

私自身、トロントでの家探しは、e-mapleではなく、Homestaybayを使って、見つけました。

初めてのやり取りは、もちろん英語で、「大丈夫かな」と不安もありましたが、結果的にはとても満足のいく家に出会うことができました。

月1,400ドル(食事付き)と聞くと、相場より高めに感じるかもしれません。ですが、実際は以下のような条件がそろっていて、金額以上の価値を実感できました。

  • 寝室、リビング、バスルーム、トイレすべてが自分専用で、快適なプライベート空間
  • 朝昼晩の食事付きで、食費も節約できる
  • 英語を話す環境に自然と身を置けたことで、語学力アップにもつながった
  • 自転車や手袋を貸してくれたり、生活の中で頼れるホストファミリーの存在

こうした経験から強く感じたのは、やはり英語でやり取りができることの重要性です。良い物件に出会うには、英語の掲示板やホームステイ紹介サイトを避けて通ることはできません。

実際、私も初期のメッセージや条件交渉を英語で行いましたが、基本的な単語やフレーズを知っていたことで、スムーズにやり取りを進められました。

そこで次のセクションでは、家探しでよく使われる英単語や、英語のやり取りで役立つフレーズをまとめてご紹介します。

英語に不安がある方も、ここでポイントを押さえておけば、自信を持って物件探しができるようになりますよ!

英語の家探しサイトを使う際に役立つ!よく見る英単語&使えるフレーズ集

英語の家探しサイトでは、専門用語や略語がよく使われます。意味がわからないと、良い物件を見逃したり、条件の誤解からトラブルに繋がることも。

ここでは、最低限おさえておきたい英単語の意味と、オーナーとのやりとりで使える英語フレーズをご紹介します。

渡航前に覚えておきたい!家探しでよく見る英単語12選

家探しの際によく出てくる英単語・用語の一覧
studio

ワンルーム。バス・キッチンが部屋の中にすべてあるタイプ。

Bachelor

Studioと同義で使われることも多い。カナダ英語では一般的。

Utilities

光熱費(電気・ガス・水道)※”included”なら家賃に含まれる

Furnished

家具付き

Unfurnished

家具なし

Deposit

保証金・デポジット(退去時に返金されることが多い)

Shared

共用(キッチンやバスルームが共同で使われる)

Private room

個室(部屋は個人専用、共用部分)

Sublet

他人が借りている部屋を一時的に借りること

Lease

契約(例:1年契約は”1-year lease”)

Tenant

借り手(入居者)

Landlord/Owner

家主(物件の持ち主)

家探しの交渉や問い合わせに使えるシンプル英語フレーズ7選

家探しに役立つ英語フレーズ7選
物件の空き状況を聞くとき

Hi, is this room still available?

(こんにちは、この部屋はまだ空いていますか?)

条件を確認したいとき

Is the rent including utilities?

(家賃に光熱費は含まれていますか?)

Is it furnished or unfurnished?

(家具付きですか?家具なしですか?)

内見の希望を伝えるとき

I’d like to schedule a viewing. When are you available?

(内見の予定を立てたいです。いつ都合が良いですか?)

質問を追加でしたいとき

Can you tell me more about the area/neighbours?

(エリアや近所についてもう少し教えていただけますか?)

Do I need to sign a lease?

(契約書にサインが必要ですか?)

交渉時や返信待ちのとき

I’m considering a few places. I’ll get back to you soon.

(いくつかの物件を検討中なので、またご連絡します。)

他にも、以下の3つをよく家探しのサイトで目にします。

“Available now”は 「今すぐ入居可能」の意味

“First and last month’s rent”は「最初と最後の月の家賃を前払い」する契約形態

“No smoking/no pets”はよく出てくる制限条件。

この内容を覚えておけば、英語のサイトでも安心してやりとりができ、スムーズに物件を探すことができます。

後悔する前に!自分に合った家を見つけるためにチェックしておきたいこと

「いい物件がみつからない」「どれを選んでいいか分からない」

家探しで迷いやすいのは、自分にとって何が大事かを整理できてないからです。

このセクションでは、契約前に確認しておきたいポイントをチェックリスト形式でご紹介します。スマホでも見やすくすぐに使えるようシンプルにまとめました。

はじめに自分の中での優先順位を決めておこう!

すべてを満たす物件は少ないからこそ、「自分が何を一番大事にしたいか」を整理しておくことが大切です!

以下の例を参考に、あなたの優先順位を考えてみましょう

  • 第1優先:立地(学校や職場に近い)
  • 第2優先:家賃は$1000以内
  • 第3優先:個室でプライベートを確保したい
  • 第4優先:静かな環境・同居人少なめ
  • 第5優先:短期(3ヶ月〜)で契約できる

優先順位を書き出してから物件を探すと、迷いが減り、スムーズに決断できます!

自分が物件選びの際にかなり役立ったチェックリストを共有!

物件選びで確認すべき10のポイント
  • 家賃は自分の予算内か?
  • 光熱費(utilities)は家賃に含まれているか?
  • 家具付きかどうか(furnished/unfurnished)
  • 最寄りの駅やバス停からの距離
  • 共有スペースの有無(バスルーム・キッチンなど)
  • 契約期間は明確か?(短期OKか)
  • ホストやオーナーの人柄・対応の印象
  • 他の入居者(性別・人数・国籍など)は?
  • 周辺環境(スーパー、騒音、治安など)はどうか
  • 入居・退去時のルールや費用がはっきりしているか?

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住み始めてから、他の入居者との「文化の違い」で、ストレスを抱えることが多いので、そこもしっかり事前に把握しておきましょう!

[フォーマット付き]家探す前に知っておきたかった!物件を比較するために表を活用!

実際に家を探す際、複数の物件を比較するのは大変です。

以下のようなテンプレートをPDFやノートアプリに作っておくと、情報整理が楽になります。

項目A物件B物件C物件
家賃$1200$950$1050
光熱費込み?YesNo($50)Yes
家具付き?YesNoYes
契約期間6ヶ月〜3ヶ月〜1年〜
周辺環境駅近・静か騒音あり治安◎
ひとこと印象ホスト親切写真と違う清潔・広め

このチェックリストを活用すれば、「契約前後悔した…」というリスクを大きく減らすことができます。

実際、私も渡航前にここまで整理できていたら、もう少し安く・条件の合う家に住めていたかもしれないと感じています。

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みなさんは後悔しないように、しっかりと優先順位をつけてから内見をすることをオススメします。

まとめ:優先順位をはっきりさせて満足する家探しをしよう!

今回は、カナダ・トロントでの家の探し方について説明しました。

まとめると、カナダでの家を探す時のコツは以下の5つ。

  1. 家を探す際、カナダの相場を把握しよう
  2. 自分に合うカナダのエリアはどこか考えよう
  3. カナダでの家探しは日本語のサイトも英語のサイトも、詐欺がつきものなので注意しよう
  4. 英語で家を探す際には、英単語の知識が必要なので、覚えておこう
  5. 内見に行く前に、家を探す上での優先順位を決めておこう

カナダ・トロントでの生活を安心して始めるには、「どこに住むのか」が本当に大事です。

焦らず、必要な情報を集めて、自分のペースで探してください。

わけもん

質問や体験談も大歓迎です!

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